あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

俺が、陸のふりをして社長になると言うものだった。



一卵性双生児だから、親ですら見分けがつかないくらいに似ている。


だから、親はそう考えた。





でも。これは、陸の存在を否定しているようなものだった。


ここで、俺が嫌だって言えばよかったのに。




俺は、親が怖くて受け入れてしまった。







それからというもの。


俺はずっと勉強をして、一番になれるように努力した。




他の友達が外で遊んでいるときだって。


俺はずっと一人で勉強するしかない。




厳しい家庭教師に大量の課題を出されて、俺だって限界が来る。


でも、限界を見せないように。隠すようになって。




俺は噓をつくことが。演技をすることが上手になった。


親の態度もずっと気にかけていたから、他の人の感情を読み取る事も得意だ。