あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

いつの間にか涙が出てきて、あたしはすぐに涙をぬぐった。



はあ……だめだな。泣いてたら、何にもならないのに。





「はあ……寝よ」





イライラを吹き飛ばすように首をぶんぶんと振って、あたしは目を閉じた。