あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

そんな低レベルで、偉そうに。




このことは知られたくないから、先生にぐっと近づいて、耳元で囁いた。





「お前みたいな低レベルに潰せるわけねえだろ、クソが。あたしがお前の会社潰してやろうか?」


「っ……!」





あたしがかなり強い殺気を出したからか、先生は顔を真っ青にさせた。


あ、この殺気は先生だけに向けたから、他の生徒は気づかないよ。





「こんな授業、なんの勉強にもならないですね。あたしが教師やりましょうか?」


「そ、れは……」


「そうだ。さっきの事、他言したら————どうなるか、わかるよな?」


「ひっ!」


「ふふ、じゃあいいです。あたし、体調悪くなったので保健室行ってきますね」





あたしは、にっこりと笑顔を向けて、教室を出た。