あたしがほっとしていると、白夜たちがあたしの近くに来た。



……ん?


え、何で来るの? 来ないでほしいんだけど。




そう思っていたら、漣が嫌そうな顔をしてあたしを見た。




「おい。口に出てる。それに、俺だってわざわざお前の隣に座りたいわけじゃねえ」



「あれ、口に出てた? って……漣、あたしの隣なの?」



「そうだけど」






う……ってことは、もしかして、あたしの周りの席が空席なのは……。





嫌な予感がして周りを見ると、他の白夜幹部たちが、あたしの席の周りに座りだした。






「うわっ……」



「ちっ、いい加減にしろよ。お前」





いい加減にしろもなにも、あたしは白夜の事嫌いだし。


嫌いな人があたしの周りにいるってだけで嫌気がさす。