あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

「はあ……まあ、美奈があの子のことが好きじゃないって言うのは、あの白夜が騙されてるって思っただけだし。乃亜がそこまで言うなら悪口とか言うのやーめた」



「美奈ちゃん……!」



「……そう、ね。あたし、もう認めてたのかも。あーあ、馬鹿らしくなってきた。もう夏希なんて忘れてやるし!」



「愛莉ちゃんも……!!」




二人とも、もうやめてくれるみたいだ。


よかったあ……。





「乃亜って、いい子だよね。美奈だったら、いじめられっ子の味方なんてしてあげられないもん」


「そうそう。乃亜と友達になれてよかった」


「えへへ、ありがと! 二人だって、根はいい子だもんね?」


「ちょっと、根はって失礼じゃない!?」


「ひっどーい!!」




クラスのリーダーのような存在である愛莉ちゃんがやめると言うなら、いじめもなくなるだろう。


安心したあ……。




でも、さっきの二人の言葉は否定しておかないといけないね。