あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

ふうん……。


じゃあ、夏希さんへの復讐は琴音ちゃんなの?









――――そんなの嫌だ。







っ、あれ? なんで、あたし……。



復讐のためには、私情を挟んだらダメなのに。



自分で、感情は制御しないといけないのに。




でも、琴音ちゃんを……じゃないと、夏希さんを一番悲しませるとか、できないのに。






「ふふ、乃亜、百面相してどうしたの~?」



「えっ、いや、なんでも……」




……だめだ。あたしは、白夜が敵。つまり、琴音ちゃんも。



白夜への復讐なら、なんでもしないと……。