あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

でも、毎回敬語って言うのもなんか嫌だ。



んー、もういいや! 性格とか考えるのめんどくさい!


敬語使うのはやめちゃえ!




「うん! これから、仲良くしてくれたら嬉しいなあ」




あたしが笑うと、他のクラスメイトも近寄ってきてくれた。


初日から友達もできたし、よかったかも!



新しく出来た友達と話してから、あたしは琴音ちゃんに話しかけようとした。


でも、琴音ちゃんはスマホを確認してから席を立ち上がった。




「あれ、琴音ちゃん? どこか行くの? よかったらさ、一緒にお昼ご飯食べない?」




あたしがそう聞くと、琴音ちゃんは、少しだけ気まずそうな顔をしてあたしを見た。



「え、っと……」


「?」



不思議に思っていると、他の子が声をかけてきた。




「あら、乃亜! 望月さんとも仲いいのね?」



この子は、愛莉(あいり)ちゃん。


大人っぽい感じで、女王様みたい。なんというか、クラスのリーダー的な?




「うん、そうだけど。それがどうかした?」




あたしがそう言うと、愛莉ちゃんは顔をしかめた。



「! だって、望月さんは……」