あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

「ついてこい、案内するからな」


「はい」




北条先生に連れていかれながら、あたしは校内を見た。


さすが、名門校というだけあって綺麗な校舎だ。


落書きも、何一つない。



あたしが歩くのを見て、周りの人はひそひそと話していた。




「あんな子いたっけ?」


「この時期に転校生……?」



うう、やっぱり違和感だよね?


まあ、気にしてたらダメだ。






「ここが、教室だ。あとで俺が呼ぶから、そうしたら入ってこい」


「わかりました」



そう言って、先生は教室の中に入って行った。




うーん、緊張するなあ。


ここではどうなるのやら……。