あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─













本校舎に来て、あたしはまず職員室に行った。


職員室のドアを開けて、大きな声で言う。



「すみませーん! 今日から転校してきた、花宮 乃亜ですー!」




すると、奥から男の先生が出てきた。


うわ、イケメン。この人も、白夜だよね?



この学園の先生は、全員元白夜だし。




「お前が花宮か。俺が担任の北条(ほうじょう)だ。よろしくな」


「はい。よろしくお願いします」



ちゃんと敬意を払っているように見せるために、愛想のいい笑顔とお辞儀も忘れない。


これで、先生には、あたしがしっかり者の優等生という印象がついただろう。