あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

少しだけ悩んで、あたしは朝ごはんの準備を始めた。


朝ごはんと言っても、サンドイッチとスープくらいだけど。


不健康よりは断然ましだ。



どれくらい食べるかは分かんないけど、これだけ作っておけば大丈夫だろう。



あとは、手書きでメッセージだけ残して……っと。


今日は、帰った時に買い物行かないとね。



制服に着替えて、髪型もチェック済み。




7時50分か……この時間になっても漣は起きない。



遅刻しそうだけど、いいのかな?




まあ、バラバラに行く約束だし。先に行こうかな?



いや、でも置いて行っていいのか……?