あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

「何でここにいる? 理事長に報告することもできるが」


「あたし、ここに引っ越してきたんです!」


「あ? 嘘つけ」


「だから、転校生なんですってば!」



うう……話を聞いてくれない。
 

真っ黒な髪と、蒼い瞳。


それから、驚くほど整った顔立ちをしていた。



ん……見たことあると思うんだけど気のせいだよね?



そう思っていると、その人の左耳がキラリと光った気がした。



「ピアス、付けてるんですか?」


「んなのどうでもいいだろ」



私は少し気になって、その人に近づいた。



「あ? なんだよ……」