あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

「転校生! そうだったんですね……! 理事長室は、こっちです!」



そう言って、道案内をしてくれた。


見た目も性格も完璧すぎる……!


なんていい子なの!?



あたしは感動しながら、この子の後をついて行った。








「えっと、ここが理事長室です!」



「わあ、助かりました……! 本当にありがとうございました」



お辞儀をすると、いえいえ、とその子は微笑んだ。


あたしが理事長室に入ろうとすると、急に呼び止められた。




「あ、あの! お名前、お聞きしてもいいですか……?」



「え? ああ、花宮 乃亜です。高等部の2年生なんです」



あたしがそう言うと、その子は目をキラキラとさせた。