あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

―――――よかったあ……。



白夜は、ちゃんとした族だったんだ……。






って、それより!






「怜! いつの間に白夜と知り合ってたの……!?」



「ああ。あれは、総長が漣組の次期組長って知って、玲夜も一緒に殺すか判断しようと思ってさ。内緒で潜入してた」



「はあ……」



「でも、玲夜はちゃんとしてるし、復讐に巻き込む必要はないって判断した。それに、乃亜も惚れたみたいだし?」



「ちょ、黙って……!」






玲夜、すぐそばにいるんだよ?



聞かれたら……って、あ!






あたしは、重要なことを思い出して、玲夜の方をばっとみた。





すると、玲夜以外にも白夜のみんなが倒れていて、華皇の3人は気絶していた。




な、なっ……。







「あたし……やっちゃった……?」







やばい。暴走しすぎてたかも……。



冷や汗が垂れて、あたしは震えた。






「れ、玲夜に、みんなも……あたしが、傷を負わせたんだよね?」




あたしが、恐る恐る聞くと、玲夜は答えた。






「いや……俺以外は華皇の幹部にやられた。俺は乃亜にやられたけど……」



「うわ……ご、ごめんね。あたし、多分手加減もしてなかったよね……っ」






あたしの本気の攻撃食らって生きてたなんて……。



すごいな、玲夜。








「……それよりも、どういうことだ。全部説明しろ」



「あ……そうだよね、あたし、何にも言ってなかった……わかった、全部話す」






復讐のきっかけも、あたしの本名も、教えてないもん。



全部、伝えるね、玲夜。