あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

「ちゃんといる」





その声は、明らかに男の声ではなかった。




女……?






「乃亜を返せ!!」






要が叫ぶと、女が一言喋った。








「……乃亜を返せ? いいよ」



「は?」



「倒せたらね」







今まで、目の前で話していたはずの女が――――消えた。





っ、どこにいった……!?







すると、後ろから高い声が聞こえた。






「きゃ……っ!?」



「琴音!!」





女は、いつの間にか背後にいた。



それは、琴音のすぐ後ろ―――。





姿が、見えなかった……っ。





これが、世界No.1……?








「琴音を離せ!!」





夏希が女に向かって言う。