あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─



次の日。



今日は休日だから、ゆっくりできる――――。








というわけではない。



だって、復讐の日だから。



休んでいる暇はほとんどない。







玲夜は、今も寝ている。


現在時刻は朝の9時。



起こさないとずっと寝続けるからね、玲夜は。






あたしは、こっそりと荷造りをしていた。



だって、復讐が終わったら、あたしはもうここの学校に通う必要なんてないから。



もとの学校に戻る。




それに、復讐した後は二度と会いたくないし。



だって、会ったら未練がましくなっちゃうかもしれないじゃん。



もう、忘れたい。




いや、そもそも復讐したら、嫌われちゃうよね、あたし。






退学届も、もう渡してるから。



あとは出て行くだけ。



そのときに、誰にも言わないでって言ってあるから、他の人は知らないだろう。






あー……最後に、愛華ちゃんとか美奈ちゃんと話したかったなあ……。



一言も言わずに消えちゃうの、嫌だもん。








手紙でも、書いておこうかな。


時間はまだあるしね。





そう思って、あたしはレターパックを取り出して、友達たちに手紙を書いた。








白夜のみんなには……。



うん、書いておこうかな。





見つかったらそのとき、それでいい。


気付かれなくてもいいんだ。



ただ、書きたかっただけ。