あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─



【玲夜 side】




「はあ……やっちまった……」





俺は、誰もいないリビングで、頭を抱えてしゃがみこんだ。






告白したら、困らせるって分かってた。



なんだか気まずいし……。





告白なんか、するんじゃなかったな。









でも、告白よりも強く印象に残っていることもある。









『なんで玲夜はあの人を殺そうとしたの?』







あの人?



殺した?





まったく身に覚えのない事だ。



なんで、そう思われているんだ……?


















―――――あ。




もしかしたら――――。







『今年の春だよ。なんで、人を殺そうとしたの?』







今年の春で、思い当たることがある。



ピアスも、その時に無くした。






もしかして、乃亜はその事を……?









でも、どうして……。






『あいつ』と乃亜に、何かしらの接点があったのか……?



それで、憎まれている……とか?