あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

―――――ガチャ。





「用ってなんだよ。って、真っ暗……?」






―――――パアン!





みんなで一斉に、クラッカーのひもを引っ張る。




「は? うわっ!」







耳の中に玲夜の驚いた声が微かに聞こえた。















『――――パアン!』







クラッカーを鳴らす音。



――――あの日の、銃の音。










二つの音が重なった。










「……! びっくり……」



「じゅ……だよ!」



「……で……れ? の……」



「どう……た!? しっかり……」







みんなの声が、聞こえにくい。






漣――――?








『逃げて!! 乃亜、怜!」




『お前らにサンタさんからのプレゼントだよ』






満月――――。





今は、夜だ。







殺さないと、はやく。



あたしが―――――。