前に夏希さんに教えてもらったんだけどね?
白夜の幹部は、片耳しかピアスを付けていない人もいるんだって。
夏希さんだってそうだ。
付けていないピアスは、彼女さんに渡す、しきたりのようなものがあるんだとか。
だから、琴音ちゃんが、もう片方のピアスを持っている。
あたしがずっと玲夜のピアスを持っているから、玲夜は彼女さんに渡せない。
このままだったら、あたしが玲夜の彼女、みたいなものだ。
――――玲夜と付き合えたら、どれだけ幸せだろうか。
このピアスを、将来、玲夜の彼女さんが付けるんだと思うと胸が痛む。
でも、玲夜の事を裏切るあたしが言える事じゃない。
あたしは、ポケットの中の箱を、ぎゅっと握った。
「乃亜? そこに立って、どうしたんだ?」
「……ううん、なんでもないよ」
変に思われちゃったかな。
あたしは、誤魔化すように、にこっと笑った。
ソファに座っている玲夜。
玲夜の姿を見ると、無性に甘えたくなった。
だって、こうやって一緒に居れる期間も少しだもん。
白夜の幹部は、片耳しかピアスを付けていない人もいるんだって。
夏希さんだってそうだ。
付けていないピアスは、彼女さんに渡す、しきたりのようなものがあるんだとか。
だから、琴音ちゃんが、もう片方のピアスを持っている。
あたしがずっと玲夜のピアスを持っているから、玲夜は彼女さんに渡せない。
このままだったら、あたしが玲夜の彼女、みたいなものだ。
――――玲夜と付き合えたら、どれだけ幸せだろうか。
このピアスを、将来、玲夜の彼女さんが付けるんだと思うと胸が痛む。
でも、玲夜の事を裏切るあたしが言える事じゃない。
あたしは、ポケットの中の箱を、ぎゅっと握った。
「乃亜? そこに立って、どうしたんだ?」
「……ううん、なんでもないよ」
変に思われちゃったかな。
あたしは、誤魔化すように、にこっと笑った。
ソファに座っている玲夜。
玲夜の姿を見ると、無性に甘えたくなった。
だって、こうやって一緒に居れる期間も少しだもん。

