あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─













時は一瞬で流れて、誕生日の2週間前に迫った。







今日は、玲夜の誕生日プレゼントをどうするか考えるために、デパートに来ている。









誕生日プレゼントって、何がいいかな?





一応、他とはかぶらないように考えている。







夏希さんはイニシャルキーホルダー。



琴音ちゃんはアロマオイル。



空はマグカップで、陸はカトラリーセット。



要はハンカチだっけ。








なにが被らないかなあ。



あ、もうすぐ冬だし、マフラーとかいいかも。






そう思っていたとき、いい香りが鼻腔をくすぐった。






辺りを見渡すと、すぐ近くにお花屋さんがあった。








あ、お花もいいかもなあ。



マフラーと、お花。



これを誕プレにしちゃおう。









お花は今買うと枯れてしまうから、どんなお花があるかを確認した。




色とりどりの花束、一本一本別売りになっているお花もある。





どの花にしようかなあ……。



たくさん種類があるから悩む……!





うーん、と首をひねっていると、店員さんが声をかけてきた。