あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

嘘でしょ……?














『玲夜の誕生日はな、9月22日なんだぜ!』








あたしが、復讐する日の前日……?









あたし、玲夜の誕生日は大丈夫だけど、その後の気分を台無しにしちゃうんじゃ――――。










誕生日……たん、じょうび。







そのとき、頭の中に昔の思い出がよみがえった。






『今日は二人の誕生日ね』



『お誕生日おめでとう、乃亜、怜』















――――そういえば、あたしの両親が殺されたのも、誕生日だったな。







それ以来、あたしは自分の誕生日が大っ嫌いになって……。














誕生日が祝ってもらえる?



どれだけ幸せだろうね。





あたしなんて、血まみれの誕生日しかまともに覚えてないのにさ。











これで良かったのかも。







復讐にぴったりだ。













誕生日と被らなかっただけマシじゃん。





あたしよりは、ずっといいよ。