あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─


「乃亜! おかえり、大丈夫、か……っ」






俺は、帰って来た乃亜の顔を見て言葉を失った。




一つは、明らかにつらそうな表情をしていた事。





でも、言葉を失った本当の理由は、こっちではない。











―――――乃亜の瞳が、黒色じゃなかったことだ。













は……?





俺は、目を疑った。









でも、声も身長も見た目も乃亜。



違うのは、目の色だけ。









乃亜の瞳は――――――吸い込まれるような、透き通ったピンク色だった。








カラコン?



何のためにピンク色にする必要がある?





乃亜自身は、何とも思っていないようだし……。








見間違い、なのか?






でもまあ、疲れていたし、聞くのはしんどいだろうか。










……明日、今日なにがあったのか聞こう。






そう思って、俺はソファに寝転がった。