「乃亜! おかえり、大丈夫、か……っ」
俺は、帰って来た乃亜の顔を見て言葉を失った。
一つは、明らかにつらそうな表情をしていた事。
でも、言葉を失った本当の理由は、こっちではない。
―――――乃亜の瞳が、黒色じゃなかったことだ。
は……?
俺は、目を疑った。
でも、声も身長も見た目も乃亜。
違うのは、目の色だけ。
乃亜の瞳は――――――吸い込まれるような、透き通ったピンク色だった。
カラコン?
何のためにピンク色にする必要がある?
乃亜自身は、何とも思っていないようだし……。
見間違い、なのか?
でもまあ、疲れていたし、聞くのはしんどいだろうか。
……明日、今日なにがあったのか聞こう。
そう思って、俺はソファに寝転がった。

