あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

「じゃあ、どれから始める?」


「数学から」


「お、いいよ!」




数学は得意だし、教えれるはず!






「……えっと、まずはこの数式に文字を代入すると……」



「……こう、か?」



「あ、そうそう! できてるじゃん」







開始してから2時間。玲夜がすぐに理解してくれたおかげで数学の宿題は終わった。


でも、宿題なんてまだまだある。



今日中に終わらせられたらいいけど。







「はあ……疲れた」


「はいはい、次はレポートね!」


「……休憩、させて」


「休憩? まあずっとやってたしね。15分だけだよ!」



「ん」





あたしがそう言った瞬間、あたしに向かって倒れてきた玲夜。




へ?






理解できていないまま、傾く玲夜の体。


そのまま、あたしの首元に抱きついてきた。






「ん……いい匂いする」


「ちょ、玲夜っ!! な、なにして・・・・・!」


「休憩していいんだろ……だから、こうさせろ」


「ちょ、っと……!」





あたしの止める声も聞かず、抱きついてくる玲夜。


もちろん、あたしの心臓は恐ろしいほどに早鐘をうっている。





やば……こんな密着してたらばれるって……!