【乃亜 side】
「……なあ、乃亜。乃亜は……」
「あ、琴音ちゃんたち、ちゃんと見れたかなあ? 二人、楽しく過ごしたんだろうね」
話しかけてきた玲夜の言葉を遮って、他の話題にする。
なにか、感付いたみたいだし。
「っ、話を」
「あーあ、あたしも疲れちゃった。はやく帰ろ?」
「っ、乃亜!!」
腕をばっ、と掴まれて、強制的に後ろを振り向かさせられる。
薄暗い路地裏に連れ込まれて、近くの壁に体を押し付けられた。
隣には、玲夜の腕。
俗にいう、壁ドン、というやつ。
至近距離で目が合う。
あたしは全く動じたそぶりを見せず、じっと玲夜を見た。
「……乃亜は、一体何者なんだ……?」
「……」
「さっきのやつらは、皇組だ。世界No.1で、最強の組。そこの偉い奴に、お嬢様って、言われてただろ……?」
「……」
一つも顔色を変えず、無言で話を聞く。
「乃亜は……皇組の、お嬢様、なのか?」
……あーあ、バレちゃった。
でも、なんて言おうかな。
言い訳もこれじゃあ無理そうだし。
「……なあ、乃亜。乃亜は……」
「あ、琴音ちゃんたち、ちゃんと見れたかなあ? 二人、楽しく過ごしたんだろうね」
話しかけてきた玲夜の言葉を遮って、他の話題にする。
なにか、感付いたみたいだし。
「っ、話を」
「あーあ、あたしも疲れちゃった。はやく帰ろ?」
「っ、乃亜!!」
腕をばっ、と掴まれて、強制的に後ろを振り向かさせられる。
薄暗い路地裏に連れ込まれて、近くの壁に体を押し付けられた。
隣には、玲夜の腕。
俗にいう、壁ドン、というやつ。
至近距離で目が合う。
あたしは全く動じたそぶりを見せず、じっと玲夜を見た。
「……乃亜は、一体何者なんだ……?」
「……」
「さっきのやつらは、皇組だ。世界No.1で、最強の組。そこの偉い奴に、お嬢様って、言われてただろ……?」
「……」
一つも顔色を変えず、無言で話を聞く。
「乃亜は……皇組の、お嬢様、なのか?」
……あーあ、バレちゃった。
でも、なんて言おうかな。
言い訳もこれじゃあ無理そうだし。

