あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

二人の情報はいくらハッキングしても出てこなかったし、見つけられなかった。



それに、あの二人が皇に帰ってこなかったところを見て、俺たちはもう、二人がこの世にいないとすら思っていた。








――――でも、やっぱり、ずっと探していた。







漣組時期組長である、漣 玲夜。



全国No.1である暴走族、白夜の総長。





そいつが、お祭り会場に来ているという情報が確認され、急いで向かった。






すると、黒髪の女と一緒に居た漣 玲夜。






その黒髪女というのが、乃亜お嬢様である。








どうして、漣を庇うのかが分からない。







ねえ、乃亜お嬢様。



あなたにとって、漣は憎いでしょう?



それなのに、どうしてその漣の次期組長をかばうのですか?







『あたしの名前は、花宮 乃亜だよ』








花宮。



確か、全国レベルの組に、花宮組があったはずだ。



珍しい苗字だし、きっとそうだろう。



そこに引き取られたのだろうか?






これは、帰ったらすぐに情報を調べるべきだな。