あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─



あたしと玲夜が、帰ろうと動き出そうとしたとき。




その瞬間、だった。












「……え?」



「は?」










あたしたちの周りを、数人の男が囲んだ。



暴走族? それにしては大人っぽい。






まるで、組みたいな――――。













「漣組の次期組長、漣 玲夜だな?」







奥から、一人のフードをかぶった男性がやってくる。



圧倒的に、強いオーラをまとっている。



きっと、ここにいるやつらのリーダーだろう。





玲夜を襲いに来たの? 組って言ったってことは、こいつらも組だよね。






一体、どこの?









「……お前たちは、何者だ?」






玲夜が、静かに聞く。


すると、フードをかぶっていた男が、ゆっくりとフードを外した。
















―――――え?