あたしと玲夜が、帰ろうと動き出そうとしたとき。
その瞬間、だった。
「……え?」
「は?」
あたしたちの周りを、数人の男が囲んだ。
暴走族? それにしては大人っぽい。
まるで、組みたいな――――。
「漣組の次期組長、漣 玲夜だな?」
奥から、一人のフードをかぶった男性がやってくる。
圧倒的に、強いオーラをまとっている。
きっと、ここにいるやつらのリーダーだろう。
玲夜を襲いに来たの? 組って言ったってことは、こいつらも組だよね。
一体、どこの?
「……お前たちは、何者だ?」
玲夜が、静かに聞く。
すると、フードをかぶっていた男が、ゆっくりとフードを外した。
―――――え?

