「えっと……僕、話してもいい?」
「あ、ごめんね、要くん。いいよ!」
「うん、どうした?」
琴音ちゃんと夏希さんに言われて、要がごくり、と喉を鳴らしたのがわかった。
少し不安げにあたしを見てきた要。
あたしは少し微笑んで、がんばれ、と口で伝えた。
「……ごめん。お前らのこと、裏切ってた」
「は?」
「え?」
「今、なんて……」
「裏切って、た……? スパイだったってことかよ……?」
絶望したような白夜の顔を見て、あたしは、はっとした。
あたしが、復讐する時。
その時は、みんな絶望するのかな……?
こんな表情、させたいわけじゃ……。
「違う。スパイはしてねえ」
「ちょ、待って? 要ってそんなキャラだったっけ」
「俺も思った。こんな風に喋るようなやつじゃ……」
「————俺は、お前らに本当の自分で接してこなかったんだ。十分な裏切りだろ」
顔をしかめて、辛そうな表情で話す要を見て、みんなが驚いたような表情をする。
「……俺は別にいいと思うけどなあ、びびったじゃん、がちで裏切ったのかと思った」
「っ、夏希」
「そーそー。なんでか知らねえけど、嫌だったんだろ? 打ち明けてくれてありがとな、要!」
「り、く……」
自分の想像していた返事と違ったのか、驚いたような表情を浮かべた。
そして、少しだけ目から溢れた涙をぬぐって、笑顔を見せた。
「————ありがと、お前ら」
よかったね、要。
あたしは、心の中でそう呟いた。
————あたしも、こうやって打ち明ける時が来る。
今は6月。
復讐の日まで、残り約半年だ。
弱点、もう見つけたよ。
みんなのね。
でも、それが華皇のみんなに言えないのは、きっと……。
————白夜が、好きになったんだって。心が叫んでるからだ。
「あ、ごめんね、要くん。いいよ!」
「うん、どうした?」
琴音ちゃんと夏希さんに言われて、要がごくり、と喉を鳴らしたのがわかった。
少し不安げにあたしを見てきた要。
あたしは少し微笑んで、がんばれ、と口で伝えた。
「……ごめん。お前らのこと、裏切ってた」
「は?」
「え?」
「今、なんて……」
「裏切って、た……? スパイだったってことかよ……?」
絶望したような白夜の顔を見て、あたしは、はっとした。
あたしが、復讐する時。
その時は、みんな絶望するのかな……?
こんな表情、させたいわけじゃ……。
「違う。スパイはしてねえ」
「ちょ、待って? 要ってそんなキャラだったっけ」
「俺も思った。こんな風に喋るようなやつじゃ……」
「————俺は、お前らに本当の自分で接してこなかったんだ。十分な裏切りだろ」
顔をしかめて、辛そうな表情で話す要を見て、みんなが驚いたような表情をする。
「……俺は別にいいと思うけどなあ、びびったじゃん、がちで裏切ったのかと思った」
「っ、夏希」
「そーそー。なんでか知らねえけど、嫌だったんだろ? 打ち明けてくれてありがとな、要!」
「り、く……」
自分の想像していた返事と違ったのか、驚いたような表情を浮かべた。
そして、少しだけ目から溢れた涙をぬぐって、笑顔を見せた。
「————ありがと、お前ら」
よかったね、要。
あたしは、心の中でそう呟いた。
————あたしも、こうやって打ち明ける時が来る。
今は6月。
復讐の日まで、残り約半年だ。
弱点、もう見つけたよ。
みんなのね。
でも、それが華皇のみんなに言えないのは、きっと……。
————白夜が、好きになったんだって。心が叫んでるからだ。

