あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

「な、あ! この後、全員、呼ぶ、のか!?」



「そうだよー」



「てか、お前、なんで、息切れ、してねえん、だよ……!」




「これくらいは大丈夫だからかな? 早く帰ろっ!」









そう言って、あたしたちは急いで寮に戻った。
































ようやく寮に着き、あたしは玲夜に連絡をして他の人をあたしたちの寮の部屋に呼んでおいてもらった。




玲夜は不思議に思ってたけど。













「ただいまーっ」



「おかえり、乃亜。他の奴ら呼んでおいたぞ」



「ん、ありがと!」







部屋の前まで出迎えてくれて、あたしは二つの意味でありがとう、と言った。









「それにしても、散歩にしては遅かった……って、要? なんでお前が乃亜と一緒に……」



「さっきまでずっと一緒に居たんだよ」



「……ちっ」








あたしがそう言うとすぐに機嫌を悪くした玲夜。



どうしたんだろ? 今の一瞬で怒らせるようなことした?








「何もされてねえか?」



「乃亜に何かするわけないでしょ~? やだなあ、玲夜」




「……乃亜呼び? 今すぐやめろ」




「なんでそんなこと言われないとダメなの?」









玲夜の前だから、猫をかぶっている要。



それにしても、玲夜と要ってこんなに仲悪かったっけ……。










「……早く入ってこい。待たせてるぞ」



「あ、ごめんね。ただいまーっ」