あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

いっそのこと、俺が弱くて、性格も女っぽければ。



親父だって、わざわざ俺に組を継がせようなんて思わなかっただろうな。







女に生まれて来たかった。



いや、普通の家に生まれてさえくればーーーー。











あ。そうだ。







親父を、失望させれば。



















————俺に組を継がせるだとか、俺への興味だとか、全部消えるよな?





















親父の顔が醜くゆがんだ顔を想像して、俺は声を上げて笑った。











『あはははははははっ!!』





『あ? なんだ、てめえ? 急にどうした』






『そうだよ……俺……いや、僕が……』





『本気で、どうした?』





『……僕、御影学園に行くよ。寮生活なんだってさ。だから、ばいばいっ』





『は……?』





『じゃあね、お父さん』











その日から、俺は可愛くてひ弱な俺を演じた。



そうしたら、親父も最初は不思議に思っていたが、すぐに興味をなくした。



組は自分が死ぬまでやるーとか言い出して、俺は継がずに済むことになった。








転入した御影学園で、玲夜たちと会って、白夜に入った……。


















「どうだ? これが理由だよ」