あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

「で、なに? 質問するならしてよ」



「……お前は、なんで白夜を嫌っている? なんで、取り入ろうとしている? お前はスパイか何かか?」




「うわ、多い。はいはい、一個ずつ答えればいいんでしょ」







あたしは一つずつ答えた。






「まず、あたしが白夜に取り入ろうとしているかどうかだけど、違うでしょ。あたしを夜姫にしたいって言ったのは玲夜だよ? それは知っているでしょ」




「……そうだな」




「二つ目。あたしがスパイかどうかだね?」









これは、なんて答えようかな。



嘘ついても、すぐにばれそうだし。







「おい、さっさと答えろ。言わないってことは肯定とするぞ」



「ちょっと待ってよ。スパイをしているつもりはない。あたしはどこの族の姫もやってないし。あたしは白夜だけの姫だよ」



「……そうか。じゃあ、三つ目に答えろ」





「————正直に言っていいの?」




「ああ」








あたしは、いたずらっぽく笑って、柊に言った。