あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

「え?」







いま、柊……なんて言った?






「お前、いい加減にしろよ。いい加減、演じるのもめんどくせえ」



「柊ってそんなキャラだっけ……今、演じてるって言った?」






柊って、可愛い系の男の子で、お前とか絶対に言わないよね? こんな暴言も吐かなかったし。






「ああ、そうだよ。俺みてえな童顔に甘いもの好き。ここにこんな性格だったら変に決まってるだろ。お前はそんな事も考えられねえバカか?」



「はあ……悪口のパレードだね。猫かぶるのやめとけばいいのに」



「なんも知らねえくせに勝手に口出しすんな」






うわあ。この顔で言われると別人かって思っちゃうんだけど。








「白夜の前でも猫かぶってるってこと? あなたも人の事言えないよ?」



「黙れ。今は俺の質問に答えろ」



「はあ。めんどくさ」



「何か言ったか?」



「いーえ、なにも」









あたしはため息をついて、歩き出した柊に着いて行った。







着いたのは、小さな公園。



日が暮れてきた、夜の公園は少しだけ不気味だ。