あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─




————あたしだけ、特別にしてほしいのに。










……え?



あたし、今、何を……。








「どうした、百面相して」



「い、いや、何でもない……っ」










なんだろう、この気持ち。



こんなの初めてだ。








……これも、一種の復讐心なのかな?







「あっ、あたし、ちょっとだけ散歩してくるね!」



「は? もうすぐ夜だぞ?」



「大丈夫! すぐ戻るからっ」



「そう、か……? あ、今日は俺が晩ごはん作っとく」



「え、ありがと!! じゃあ行ってきまーすっ」








あたしは制服からパーカーとズボンに着替えて、寮を出た。







散歩するって言ったのは、カロリーを少しでも消費するためと、頭を冷やすため。





それから、この辺りの様子見だ。