あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

「夏希じゃない。それに柊くんも。来てたのね」




愛莉ちゃんが驚いたようにそう言うと、夏希さんはあはは、と笑った。


どうやら、愛莉ちゃんと夏希さんは完全に和解しているようだ。





「あはは、ほんとは来る予定じゃなかったんだけど、要が……」



「今日までなんだよ、春の限定いちごスイーツは! だから、絶対に来ないとダメなの!」



「ほんとに甘党だよね、要って。一人で行けばよかったのになあ?」



「だって、こんなに女がたくさんいるところに僕がいたら目立つじゃん。それに、今日暇だったんだからちょうどいいでしょ」



「俺はそこまで甘党じゃねえんだけどな……」





苦笑いしている夏希さんを見て、少し笑ってしまった。


柊って、可愛い顔してる上に甘党で、性格もなんというか、可愛い系だよね。


ここまで可愛い! って言う感じなの、すごいなあ。







「限定いちごスイーツかあ。もうすぐ夏だもんね。時期的にはギリギリかも」



「お店の看板にいちごのタルトとかミニパフェがあったわ。それのことじゃないかしら」



「早く取りに行こ、たくさん食べようよ!」



「そうだね~!」








あたしたちは、その後もたくさんスイーツを食べて写真を撮って、時間を満喫した。






















「ううう……食べ過ぎたあ」


「明日からダイエット頑張らないとカロリーがね……」







あたしたち四人で、お店のスイーツを全部完食したんだ!


あたしはいちごのマカロンがお気に入りだったかな!






「すでに結構太ってると思うのに……これ以上は豚になっちゃうよ!!」



「えー、乃亜痩せてるじゃん! モデル体型だしさあ」



「そうかなあ? でも肌荒れもするしね」



「ほんっとに無自覚美少女め……っ!」





琴音ちゃんがハムスターみたいに頬を膨らませてそう言う。



琴音ちゃんこそ無自覚美少女なんじゃ……?