あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

————華皇のみんなと、会いたいな。











「……乃亜ちゃん、本当に大丈夫? 今日はいつにもましてすごいぼーっとしてるよ?」



「あ、うん。大丈夫だよ」



「そう……? なら、いいんだけど……」








……大丈夫。




白夜といるのもいいけど、華皇のみんなと会いたい。








やっぱり、あたしの居場所はあそこしかないから。














「あのね、琴音ちゃんと夏希さん、似てるんだ。あたしの親友と、お兄ちゃんに」




「へえ! そうなの?」




「うん。恋人同士でね、二人みたいにお似合いなんだよ」




「お似合い? 嬉しいなあ」




「だからね、二人を見てると、いろんな気持ちになるんだ」




「そっか。何か辛かったとかじゃなくてよかった」










辛かった、ではあるかな。














————もう、あの二人が一緒にいる姿を見れないかもしれないんだから。