あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─




『ねえねえ怜くん! 今日の放課後空いてる? もしよかったらデートしない?』



『空いてる。ショッピングセンターでも行こっか』



『うんっ! あ、でもあんまりおしゃれできないな……せっかくのデートなのに』



『どんな芽愛も可愛いよ。おしゃれしすぎたら男が群がるから嫌だし。それにデートなんてこれからいくらでも行けるでしょ?』



『えへへ、うん!』














怜……? 芽愛……?












「乃亜ちゃん、大丈夫か?」



「……あっ、うん。大丈夫だよ、夏希さん」



「乃亜ちゃん、よくぼーっとするから心配になるんだよね」












笑う琴音ちゃんの姿が、芽愛に重なったような気がした。