あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─


あれ? なんでこんなに仲が悪くなって……?






「喧嘩はダメだよ?」



「喧嘩じゃねえし!」







ま、ケンカするほど仲が良いって言うしね。







その後もいろいろと話しながら学校に向かい、教室に入った。






———ガラガラ。




教室のドアを開ける。


すると、その瞬間、何かがあたしに突進してきた。






「あーっ、乃亜ちゃん! 今日の放課後、忘れてないよね!?」



「わ、琴音ちゃん!? 忘れてないよ! あたしも楽しみにしてたからねっ」



「ふふ、よかった。今日はいっぱい食べるもん!」








そう。今日の用事って言うのは、昨日約束したスイーツバイキングのこと。



あたしは甘い物好きだからすっごく楽しみにしてたんだよ!






「へえ。スイーツバイキングに行くんだ?」



「あ、夏希くん! そうだよ、楽しみにしてるんだあ」



「ふふ、そっかそっか」





笑顔で琴音ちゃんの頭を撫でる夏希さんと、嬉しそうにしている琴音ちゃん。



美男美女が揃うと、やっぱり絵になるなあ。