あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─




次の日。玲夜の体調もすっかり良くなって、いつも通りになった。








いや、いつも通りじゃない。




なんというか……玲夜が甘くなった、っていうか……。






笑顔が増えたし、よく話しかけてくるようになった。



最初は熱のせいかと思ったけど、熱が下がった今日も変わらなかったから、違うだってわかった。







それにしても、どうして……。











「乃亜。行くぞ」



「あ、うん」








それから、あたしにも変化が起きたように感じる。



あの玲夜に普通に触れる。普通に喋れる。





嫌悪感だって、ほとんどなくなった。