あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─


「はあ、だから抱きしめられて、強制的に一緒に寝させられてたんだよ?」




「う、嘘だろ……」





「ふふ、可愛かったよ? 子供みたいだったし」






いたずらっぽく笑うこいつ。



その姿に、胸がどきっと高鳴ったような気がした。






「あー、また熱上がった? 顔赤いけど」



「っ、は?」





手を伸ばして、俺の額に手をあてようとしてきて、俺はさらに顔が熱くなったように感じた。





「んー、熱は下がったっぽいけどなあ。顔だけ赤いね」



「……っ、み、見るな、って……」







俺、どうしたんだ……?



ただ、こいつをみると心拍数が上がって、顔も熱くなる。





こんなの————。















————まるで、こいつが好きになったみたいだ。










いや、こいつが好き、なのか……?













そうやって自覚した瞬間、こいつの顔が見れなくなった。










こいつ、こんなに可愛かったか……?



全てのしぐさが、愛おしく感じる。










そのとき、さっき俺が甘えていたことをすべて思い出した。