「はあ、だから抱きしめられて、強制的に一緒に寝させられてたんだよ?」
「う、嘘だろ……」
「ふふ、可愛かったよ? 子供みたいだったし」
いたずらっぽく笑うこいつ。
その姿に、胸がどきっと高鳴ったような気がした。
「あー、また熱上がった? 顔赤いけど」
「っ、は?」
手を伸ばして、俺の額に手をあてようとしてきて、俺はさらに顔が熱くなったように感じた。
「んー、熱は下がったっぽいけどなあ。顔だけ赤いね」
「……っ、み、見るな、って……」
俺、どうしたんだ……?
ただ、こいつをみると心拍数が上がって、顔も熱くなる。
こんなの————。
————まるで、こいつが好きになったみたいだ。
いや、こいつが好き、なのか……?
そうやって自覚した瞬間、こいつの顔が見れなくなった。
こいつ、こんなに可愛かったか……?
全てのしぐさが、愛おしく感じる。
そのとき、さっき俺が甘えていたことをすべて思い出した。

