目の前で眠っているこいつの顔を見る。
じっと見つめても、起きる様子がない。
こんなに正面で、こんなに近くで見たのは初めてだ。
真っ白で綺麗な肌。整った顔のパーツ。
長いまつ毛は、肌に影を落としている。
高い鼻も、ぷっくりと膨らんだピンクの唇も。
全てが、彼女を作り上げているような。
そんな感覚があった。
————俺は、こいつと初めて会った時から。
不思議な感覚を覚えていた。
初めて会ったはずなのに。初めてに感じないんだ。
まるで、過去に会ったことがあるような。
最初から、俺を毛嫌いしていた。
いや、白夜を、毛嫌いしていたのか。
でも、俺は特に嫌われていたと思う。
そこまで毛嫌いされるような覚えをしたつもりもない。
それから、こいつは明るい奴だ。でも、時々、こいつが暗くなるような。
いつも太陽みたいなこいつが、真っ暗な夜に溶け込んだように感じる瞬間がある。

