……は?
な、なんで……。
なんで、こいつが、ここにいる?
俺と一緒にベッドの中で眠っていたのは、花宮 乃亜だった。
それに、今の体制。
俺が、抱きしめている……?
まったく、状況がつかめない……。
なんで、こいつが同じベッドで寝て……あれ?
『ベッド』?
この寮の部屋に、ベッドは一つしかない。
それは、こいつに譲ったから、俺はいつもソファで寝ていた。
じゃあ、このベッドは、こいつの……?
意識がしっかりとしてきて、部屋を見渡すと、白と黒で統一された部屋が目に入った。
俺の部屋じゃない。
こいつの部屋だ。
そう言えば、初めて入ったな。
必要最低限の物しか置かれていなくて、物がとても少ない。
とても、殺風景に感じた。
少し部屋を見ると、散らかっている様子も……いや、そもそも散らかるような物すらないのか。

