あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

まって、玲夜が可愛すぎる……。



こんなキャラだっけ?








すごく、甘えん坊で、子供っぽくて……。




熱だから? 








「はい、あーん」




「ん……」







ゼリーをすくって食べさせると、玲夜は嬉しそうにしていた。







「……あり、がとな」








ドキッ。







不意打ちの笑顔に、思わずどきっとしてしまった。




嫌いな、相手のはずなのに……へ、変だ。







ゼリーも完食して、お盆を片付けてきた。



そして、戻ると、玲夜はあたしをじっと見ていた。








「っ、なに? ていうか、はやく寝なよ。寝た方がすぐ治るよ?」




「……寝たら、乃亜がどこかに行くだろ」








少しだけふくれっ面でそう言う玲夜。



な、なにそれ。か、可愛すぎる……!




っていうか、初めて乃亜って呼んだ!?



今まで、お前呼びだったのに……。






「で、でも! 寝た方が……」



「……どこにもいかないんだよな?」



「い、行かないから!」



「……でも、どっか行きそうだから……」





そう言ったかと思ったら、あたしの体が引っ張られた。





「う、うわっ!?」






気がついたら、玲夜の腕の中。