あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─

風邪の時、今まではずっと一人だった玲夜。






きっと、心細かっただろう。悲しかっただろう。














「大丈夫だよ。だから、今だけは甘えておきなって」






「……」








そう言うと、大人しくなった玲夜。




大人しく撫でられている玲夜を見ると、なんだか子供みたいで、可愛く見えた。










「……あ、なんか食べたい物ある? ゼリーとか買ってきたけど」



「……欲しい」



「ん、わかった」








そう言ってあたしは急いでゼリーとスプーンを持ってきた。





「体、起こせそう?」


「……ん」





こうも大人しいと、調子が狂う。



母性本能がくすぐられるっていうか……。






ゼリーとスプーンがのったお盆を玲夜に渡すと、玲夜はそれを見てぼーっとしていた。







「玲夜?」




「……食えない」




「え」




「食べさせて……」










そう言って、あたしをみつめる。








「……だめか……?」




「えっ、あっ……いいよ」




「やった」