あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─
















————キーンコーンカーンコーン。






チャイムが鳴って、下校の時間になった。



今日は本当に、あっという間に感じた……。








「なあ、乃亜! 一緒に寮まで帰ろうぜ」



「あっ、うん」







陸にそう言われて、あたしは頷いた。




陸は、最近よくあたしに懐いている。






なにかあったっけ?



あんまり覚えはないけど……。









「玲夜。帰ろ」







どうせ同じ部屋なんだし、と言って、玲夜にそう言う。












「……ああ」




「……?」








なんだろ? 少しだけ違和感を感じたような。


気のせいかな?