あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─


あたしはそう言って、教室を出た。




誰もいないと確認して、電話に出る。










「もしもしー?」



『乃亜! げーんーきー!?』


『ばか! うるさいだろ』


『うわーん、蒼が叩いたーっ!』


『黙れ!』






スマホ越しからでも、様子が分かって思わず笑ってしまう。






「あたしは元気だけど。そっち、どう? 大丈夫?」



『俺たちは元気だぜ。華皇の奴らも全員元気!』



「それはよかった。で、何か用?」



『あのね、白夜の情報はつかめたのかなって思ってね! どう?』