あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─



「おはようっ、乃亜ちゃん!」



「琴音ちゃん、おはよう」






教室では、琴音ちゃんと一緒にいることも増えてきたんだ。



以前のようにいじめられることも少なくなってきた。それの理由は、きっと……。








「琴音! 今度、あんたが行きたいって言ってたスイーツバイキング行かない?」



「えっ、いいの!? 行く行く!」



「ふふ、美奈のおかげだからね~? 美奈が、パパに頼んでおいたんだよっ」



「えー! ありがと!」



「乃亜も一緒に行きましょ?」



「うんっ、行きたい!」








琴音ちゃんが、愛莉ちゃんと美奈ちゃんとも仲良くなったからだろう。



クラスのリーダー的存在と仲がいいなら、簡単に手は出せない。




今、教室では、あたしと琴音ちゃん、愛莉ちゃん、美奈ちゃんの四人で一緒にいることが増えたんだ。










————プルルルル。








「あれ、電話? 誰の?」



「あっ、ごめん、あたしだ! ちょっと電話してくるね!」