「おはようっ、乃亜ちゃん!」
「琴音ちゃん、おはよう」
教室では、琴音ちゃんと一緒にいることも増えてきたんだ。
以前のようにいじめられることも少なくなってきた。それの理由は、きっと……。
「琴音! 今度、あんたが行きたいって言ってたスイーツバイキング行かない?」
「えっ、いいの!? 行く行く!」
「ふふ、美奈のおかげだからね~? 美奈が、パパに頼んでおいたんだよっ」
「えー! ありがと!」
「乃亜も一緒に行きましょ?」
「うんっ、行きたい!」
琴音ちゃんが、愛莉ちゃんと美奈ちゃんとも仲良くなったからだろう。
クラスのリーダー的存在と仲がいいなら、簡単に手は出せない。
今、教室では、あたしと琴音ちゃん、愛莉ちゃん、美奈ちゃんの四人で一緒にいることが増えたんだ。
————プルルルル。
「あれ、電話? 誰の?」
「あっ、ごめん、あたしだ! ちょっと電話してくるね!」

