あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─


乃亜が目を閉じている間に、俺たちが入れ替わる。





「目開けろ」




俺がそう言う。



陸の真似をして、陸は少し大人しい。





「わかるよな……?」



「ほら、さっさと決めろよ?」





すると、迷いなく、俺を見て指さした。






「空だね? で、そっちは陸でしょ」




「当たり……すごいな、会ったのは今日が初めてなのに」





俺が感心してそう言うと、乃亜は笑った。







「なんていうか、オーラがあるんだよね。声も違うし。あたしも双子だから、分かりやすいのかもね」




「へえ。女は嫌いだ。でも、お前は気にいったぜ、乃亜」




「ふふ、ありがと」