乃亜が目を閉じている間に、俺たちが入れ替わる。
「目開けろ」
俺がそう言う。
陸の真似をして、陸は少し大人しい。
「わかるよな……?」
「ほら、さっさと決めろよ?」
すると、迷いなく、俺を見て指さした。
「空だね? で、そっちは陸でしょ」
「当たり……すごいな、会ったのは今日が初めてなのに」
俺が感心してそう言うと、乃亜は笑った。
「なんていうか、オーラがあるんだよね。声も違うし。あたしも双子だから、分かりやすいのかもね」
「へえ。女は嫌いだ。でも、お前は気にいったぜ、乃亜」
「ふふ、ありがと」

