「女はすぐに人を捨てる。母さんだって……俺が倒れたとき。俺の心配もしてなかっただろ」
そう言って、陸は前髪を横に流した。
すると、あの時————俺を庇ってできた古傷がそこにあった。
でも……。
「なんで、知って……」
陸は、あの時の事、ほとんど覚えていないはずじゃ……。
それに、あれは俺を庇ったってことじゃなくて、陸がドジだったってことになったはずだ。
「……回復していくにつれ、思い出しただけだ。それに、空は知らないだろうけど……母さん、俺に感謝してたよ」
「え?」
「空を庇ってくれてありがとう。あんたが傷を負っても、恥はかかないから、って」
は……?
なんだよ、それ。
そう言って、陸は前髪を横に流した。
すると、あの時————俺を庇ってできた古傷がそこにあった。
でも……。
「なんで、知って……」
陸は、あの時の事、ほとんど覚えていないはずじゃ……。
それに、あれは俺を庇ったってことじゃなくて、陸がドジだったってことになったはずだ。
「……回復していくにつれ、思い出しただけだ。それに、空は知らないだろうけど……母さん、俺に感謝してたよ」
「え?」
「空を庇ってくれてありがとう。あんたが傷を負っても、恥はかかないから、って」
は……?
なんだよ、それ。

