あなたに✗✗を捧ぐ。 ─少女は復讐相手に溺愛される─


はあ、無理だと思うけどな……。





















乃亜と空が陸を追いかけて教室を出て行った後。




「……あいつら、あの一瞬で何があったんだ?」



「さあ? 僕は陸の言うとおりだと思うよ?」



「ちょっと! 要くん、そんなこと言わないでってば! なんでみんな嫌がるの……?」



「俺は、琴音を助けてくれた時点で好印象だけど?」






若干言い合いのような雰囲気になった中、玲夜が声を出した。






「……俺らも、見に行くか?」



「あ、いいじゃん。俺気になってたんだよな」



「私も! 行ってみよ!」



「はあ……僕は行かないから。僕以外のみんなで行ってきなよ」



「えっ? ……うん、わかった。行こう、二人とも」









そうして、要を除いた3人は、乃亜たちの後を追いかけた。