バレリーナの女の子が、ふわふわパーマの少女のかたわらに、そっと赤紫色の花を置いた。少女のまわりには、ほかにもたくさん、赤紫色の花が置かれてる。
キレイなんだけど、棺桶みたい……。
「やっぱ、なんもいないな」
「……え?」
ふり返ったら、あたしの後ろから、中条がつまらなそうに、中をのぞき込んでいた。
「ったく、時間ソンした。ほら、さっさと集合場所もどるぞ」
「えええっ!? 」
信じらんない! なんで中条には見えないのっ !?
お花畑では、ちゃんと見えてたのにっ!
「ちょ、ちょっと、中条っ!! 」
とっさに、相手の左腕をつかんだら。
「う、うわっ!? 」
筋張った太い左腕が、ビクッと痙攣した。
……え?
「な、なんだっ !? おまえ、急にさわるなっ!」
……あれ……?
あたしに怒鳴りちらしてるあご、ガクガク震えてる。
これって……見えてる……よね?
「ひ、ひ、ヒドイ、中条っ! なんで、見えてないふりするのっ !?」
「なにをだよっ !? 見えねぇよっ!! 」
瞬間。
部屋の中から、パッと銀色の羽が飛び出してきた。
あたしの肩を越えて、バレリーナの女の子が中条に向かっていく。
「!」
「昔どこかで見たような感じ」がズンと、あたしの胸をついた。
キレイなんだけど、棺桶みたい……。
「やっぱ、なんもいないな」
「……え?」
ふり返ったら、あたしの後ろから、中条がつまらなそうに、中をのぞき込んでいた。
「ったく、時間ソンした。ほら、さっさと集合場所もどるぞ」
「えええっ!? 」
信じらんない! なんで中条には見えないのっ !?
お花畑では、ちゃんと見えてたのにっ!
「ちょ、ちょっと、中条っ!! 」
とっさに、相手の左腕をつかんだら。
「う、うわっ!? 」
筋張った太い左腕が、ビクッと痙攣した。
……え?
「な、なんだっ !? おまえ、急にさわるなっ!」
……あれ……?
あたしに怒鳴りちらしてるあご、ガクガク震えてる。
これって……見えてる……よね?
「ひ、ひ、ヒドイ、中条っ! なんで、見えてないふりするのっ !?」
「なにをだよっ !? 見えねぇよっ!! 」
瞬間。
部屋の中から、パッと銀色の羽が飛び出してきた。
あたしの肩を越えて、バレリーナの女の子が中条に向かっていく。
「!」
「昔どこかで見たような感じ」がズンと、あたしの胸をついた。
