心臓が飛び上がり、狼狽えて後退りする。
この壁の向こうは崩壊していて骨組みを残すばかり。四号室と外の区別がつきづらくなっていた。
私は四号室に足は踏み入れていないはず……!
四号室から距離を置き、屈んで心行棒を倒した。
心行棒は左前に倒れた。それでも進むべきは前方らしい。
四号室を前にして、心行棒は前進を勧める。
私はこの結果を疑いながらも四号室の横を遠く逸れるようにして左斜めに抜けた。
そして草の生えていない所で立ち止まる。
建物の反対側を向くと、茂みの中にぽつんと小さな階段があった。階段を登ると土手に上がり、そこを歩いていくと大きな道路に出る。
あれを登ればここから出る目処が立つ。
今はおかしな音も聞こえず、階段付近には怪しい影もない。
そう思ったけどこのまま行っていいのか少し気になり、階段を左側にしてその場に屈み、心行棒を倒した。
すると心行棒は違うところを指した。
階段を通り過ぎて、まっすぐ進んだ先にある草藪。
見るからに正攻法の出口と、外に出られる所があるのかも分からない草藪。
この階段を使えば、少なくとも人のいそうなところに出られるし、出られるかも分からない草藪で二度手間を踏む羽目にならない。
でも今まで心行棒は私を安全に導いてくれた。
迷ったけど、心行棒には私を導いてきた実績があるし、草藪のところでもう一度使えばいい、と心行棒に従うことにした。
この壁の向こうは崩壊していて骨組みを残すばかり。四号室と外の区別がつきづらくなっていた。
私は四号室に足は踏み入れていないはず……!
四号室から距離を置き、屈んで心行棒を倒した。
心行棒は左前に倒れた。それでも進むべきは前方らしい。
四号室を前にして、心行棒は前進を勧める。
私はこの結果を疑いながらも四号室の横を遠く逸れるようにして左斜めに抜けた。
そして草の生えていない所で立ち止まる。
建物の反対側を向くと、茂みの中にぽつんと小さな階段があった。階段を登ると土手に上がり、そこを歩いていくと大きな道路に出る。
あれを登ればここから出る目処が立つ。
今はおかしな音も聞こえず、階段付近には怪しい影もない。
そう思ったけどこのまま行っていいのか少し気になり、階段を左側にしてその場に屈み、心行棒を倒した。
すると心行棒は違うところを指した。
階段を通り過ぎて、まっすぐ進んだ先にある草藪。
見るからに正攻法の出口と、外に出られる所があるのかも分からない草藪。
この階段を使えば、少なくとも人のいそうなところに出られるし、出られるかも分からない草藪で二度手間を踏む羽目にならない。
でも今まで心行棒は私を安全に導いてくれた。
迷ったけど、心行棒には私を導いてきた実績があるし、草藪のところでもう一度使えばいい、と心行棒に従うことにした。



