牧師の息子のエリート医師は、歳下医学生に理性が効かないほど夢中です。(旧題:桜吹雪が舞う夜に)



「……こないだは、正直、痛みが勝ってただろう?」

桜に、そっと問いかける。
彼女は一瞬、はにかむように視線を逸らした。


「……正直、怖かった。でも……嫌じゃ、なかったです」
その言葉に、胸の奥で安堵と罪悪感が入り混じる。

「だから、今度は――ちゃんと分かってほしい」


静かに彼女の頬を撫でる。

「セックスは、本来……気持ちいい行為なんだって。俺が、君にそう教えたい」

桜の頬が赤く染まり、ためらいながらも首を縦に振る。
その仕草に、もう言葉はいらなかった。